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難航する家探し。

インドで3度目の家探しが始まりました。
全然ここの土地勘が無いのに「社宅」のための一棟借り(12人住まい)そして「自宅」と、この2つの案件を同時進行で見つけるという大変なお役目がまわってきた。
それから1か月が経ったというのに、まだ物件が決まらないものだから、ホテル暮らしが終われない。

このエリアには高層ビルが立ち並び、インドの近未来都市と言われる。
多くの日本人は、ファシリティーの整った日本とさほどの差のないその高層ビル群内に暮らしていると聞いた。
どんなに良いのかと、いざ拝見。
バスタブの無い家が一般的なインドの暮らし。
だけど、そこには大きなバスタブがありジャグジーがあり、そしてすごく広く、大理石に囲われた綺麗な部屋と家具となんとも魅力的。
確かに住み心地はよさそう。
でも、その先の風景が気になる。
建築ラッシュのため工事現場を眺める暮らし。キンキンと甲高い工事の音も気になる。
ここには住めないと思った。
沢山の高層ビル群の家を見回りながら、まず決めた事。
「のどかで生活感のあるエリア」を探すことだった。

勝手の悪さを何度か乗り越えてきたインドでの暮らしをすると、家探しの最も重要なポイントがわかってくる。
あたりまえだけど、オーナーの人柄。
そこで暮らしの幸、不幸が決まる。
メンテナンスを十分にそして敏速に行ってくれそうか?
余程のビジネスマインドでない限り、日本での1日は、インドでは3日。これが一般的な日にちの感覚だから。
住まいのトラブルは1日で対応してほしいものだ。

そうして内装からは、オーナーが自分の財産としての建築物であるという意識をもっている人か?
そういうオーナーならば使っている素材、設置するもののクオリティーへのこだわりを随所に感じさせてくれる。
日本ではあたりまえなこと、でもここではそんなオーナーに出会える確率はかなり低い。
これらのクリアポイントを、物件内でオーナーに会ったその瞬間に察知しなければならない。

そしてインドの「新築」もご用心。綺麗さに騙されるなかれ。
住み始めてしばらくすると壁から水が漏れ出すこともしばしば。
配管の水漏れが起こると、日々舗装工事に明け暮れる。
難航する家探し。_f0227590_22575530.jpg


それにしてもね、水の配管すら完成していない工事中の物件を見せられても。
これこそが、家を決める大事なポイントなんだけど。
しばらく水を流し続けている物件に限る!

安住の地を求めて、家探しはまだまだ続く。


















by ikimono-no-oto | 2017-01-26 16:14 | INDIA