青空市場 in Laos (November.2007 At Takeku)
6時30頃、いつもみかける托鉢僧
男性は18歳までには必ず、仏の道を歩まなければならない。
ある日、
おてんとうさまが昇り、食材の買出しに市場へ行く。
(At Raku-san Market)
商品入荷!荷解きをするバス、すごいエンジン馬力が信じられない量を運ぶ。
Laos coffeeはいらんかいと誘うおばちゃん。(ビニールにストローが定番)
パン屋にピーナツ屋。パンはフランス植民地時代が残したもの、野菜サンドを上回り練乳サンドが大人気!ピーナツはゆがいてフヤフヤにしてパクリ。ラオスの市場はそれぞれのお店が専門店。ほとんどが、~だけというお店。八百屋は置いても三種類(キャベツ、たまねぎ、ピーマンのみ)、探しているものを尋ねれば、「あの店にあるよ」とかだれがどこにいて何を売っているのかという事を知り尽くしている。平穏な結束感はスゴイものだ。
足を縛られた鳥は運命を受け入れるがごとく、目をつむり、その隣には射止められた鳥がいる
バナナの花は炒めて食すそう。そして八百屋さん
お肉屋さんはものすんごい猛獣の匂い、真っ黒でひだの良く分からない内臓なども並んでいる。命を全て頂くという事、アヒルの血(一番の鉄分源らしい)もレストランで出るくらいだ。お隣はかにの束売り
この地域では冷蔵庫もない質素な暮らしをしている。魚は生きたまま買い、その日のうちに食す。魚の下準備はいたってシンプル。タルに生きたまま魚を入れ、塩をバサリと振り掛ける。蓋をして、ただひたすら振る。ひるむことなく勢い暴れる魚と力いっぱいにたらいを振る細腕の女性、懸命にエネルギーを振り絞る魚、淡々とその人は魚の息の根を止めた。そうして丸焼きにして、ご馳走を囲むと皆で幸せそうに食していた。また明日、元気に働けるようにと。
お気に入りの民話の本から、ラオスのお話をひとつ。
著:キャシー・スパニョーリ
訳:北島義信 高垣友海
発行:㈱同時代社
「アジアの民話」より
◎ラオスの民話 「クマの忠告」
ある日、仲良し二人の少年が連れ立って森の中を歩いていました。すると突然、草むらの方から音がして、一匹の大きなクマが目の前に飛び出してきました。年上の少年は恐怖と驚きのあまり、友達のことなどはすっかり忘れて、近くにあった木に一目散によじ登りました。残された少年は木登りが苦手だったので、とっさに地面の上に転がって死んだふりをしました。
クマは死んだふりをした少年の方に近づき、そのまわりをグルグルとまわっていました。クマはそれから鼻先を少年の顔に押し付け、しばらくそのままじっとしていたかと思うと、やがてどこかへ行ってしまいました。
木の上にいた少年はそれでもしばらくの間は息を殺し、音をたてないようにしていました。周辺を見渡し、もうよしとわかると木から飛び降り、友達のところに駆け寄りました。「いったいクマは何をしてたんだい?えらく長い間君のそばにいたようだけれど」と、その少年は尋ねました。
「ぼくに話しかけていたんだよ。一つ良い忠告をしてやろうというんだ」
と相手の少年は答えました。
「こちらが危ない目にあっているというのに、助けようともしない友達なんか信用したらいけないよってね」
by ikimono-no-oto
| 2010-03-31 00:50
| 旅の途上