2018年 01月 02日 ( 1 )

今年の干支は『戌』ですね。
昨年の「酉年」は、植物で例えると実が熟す年。
そして、今年の「戌年」は、熟した実を収穫し終え、とりきれなかった実が枯れ落ちる。
それはまた、次のサイクルを生み出すための必要な過程。
大事な事は「本体の木を守る」こと、そして「地盤を固める」こと。
そして新たな何かを産むことが出来るように、努力を惜しまず新たなスタートの年へ向かいたいとおもいます。
また、犬の多産性にちなみ、子宝に恵まれるんだとか(^^)犬のような人懐っこさも学びたいものです。

それから、
仏の根本、無量の光を照らすとされる「阿弥陀如来」が守り神の年。
一人ひとりは「孤独」ではなく、いつも側で見守ってくださる方が居る、
そんな意識の芽生えから、感謝のこころを育めそうですね。

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今年は、「生きものの音」のユニット結成から10年周年を迎えます。
当時を振り返ると、3人の音楽家とのそれぞれの出逢いが全ての始まりでした。
異なる民族音楽が森の中で即興演奏をするという実験的なライブをはじめ、CDまで制作という流れへ。音楽家と作品を世に残すという運びは全く予期せぬことで、私にとってもこの作品を通じ「音」への関心とその意味を感じていく日々でした。

1000枚しか発売していないCDはほぼ、聞き手の方へ渡りました。
生活を潤す「音」として
ニュートラルに戻るために
心に響く音楽であるという声を多数頂いてきました。
その音の魅力の根底には、森の中の「生きものの音」までもをひろう、という試みを叶えて下さったプロの音響さんの力があってこそです。

音楽家が楽譜もなく即興で「音」を奏でることは、本人のアイデンティティ、ルーツそのものであり、そこにあった風景、そして規則性の計れない「自然の音」が重なったものだからこその不思議なリズムと息吹を感じられる、新しく色あせない音楽となったのだと思います。

ライブになると、更にその魅力は増し、聞き手のとらえ方から、別の意識が生まれてきます。
「音」とリンクすると自身の記憶、想像力を引き出せる、という経験をされる方もいらっしゃると思います。そんな一種の「心理的療法」でありながらも、「音」を聴くことは、音楽家と聞き手の互いの交信です。


自然の尊さの恩恵で、「感じる心」を日々学び磨いていく修練を続ける私たち。
私たちには聴覚が備わっていますが、どんなにたくさんの音を聞いていても、集中力次第で一つの音だけを聞くこともできるし、三重奏も四重奏も幾重にも重なる音を聞き分けることができます。聞き方の「意識」次第で聴覚をコントロールできてしまいまうのですね。
そして、「音」の波動はからだにも、心にもリアルに働きかけてくるので、本当に不思議なものです。
「音」には様々な表現法がありますが、どんなジャンルであれ共通するのはやはり「心」との直結。聴きたいものだけではなく、外から受動的に荒い振動を聞かされ続けるとその「音」は不快なものものとなり脳までも狂わせるほどの力があります。
だったら、脳を休める音、そしてその効果はいかなるものかとそんな事に関心を寄せます。

私たちが音を聞く場、ライブへ出かけるとします。
その目的は様々。
私の好きな「音」の感覚としては、そこにある「音」に委ね聞き入るために静かにすわるだけです。何のアクションも無しに、聴こえてくる音から私自身の「記憶」が蘇り、頭では過去と未来を行き来し、心では想像力が広がる気がします。
そうして、新しい自分を発見する事が多くあります。

「自然」は人、動物、植物の知恵で整えたり、絶つことはできるかもしれません。
ですが、「命の根源」、魂のコントロールは誰にもできません。
そこには、刻々と変化する「流れ」という命の営みがあるだけです。

自然にゆだね奏でる「音」、「意識」のリンクこそ、無形の尊さを一層深めてくれるのではないかと思います。そして、聞き手一人一人の中にはきっと「心の空間」ができ、良い世界が広がるのではないかと思います。

前進あるのみという時代には、紐が絡まり、そのほどき方が分からなくなるもの。
少し立ち止まることが必要です。物事を破壊と創造だけでなく「維持」させるためのイマジネーションを働かせ、考える力を養わなければ行動は、「我が事だけ」に終わってしまうでしょう。
現に世界中でそのフォースが広がっています。

私たちには「意識」という目には見えないパワーが秘められていると信じます。誰もが「無意識」でも生きられますが、「意識」を使って生きる事で人生の素質を上昇させ、マインドを磨くことができます。
からだの健康法には関心があるのに、心の健康法を重要としないのはなぜなのでしょう?
見えるもの見えざるもの、二つの世界が存在するのならば、自分の体験をかみ砕いて消化させないと消化不良は気の毒です。

今年は、本当に大切なことは何かに気づける、そんな一年にしたいと思います。そして、不規則の中にも重なりあう規則性は何なのかという不思議への興味に関心を寄せたいと思います。
みなさま、ライブが叶うように、どうぞ見守っていてください。
「内なる旅」がもっと楽しめるライブを「生きものの音」からまた発信していきたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願い致します。




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