人気ブログランキング | 話題のタグを見る

南インド、ケーララ州コーチンの旅 その1

インドは新年「Diwali」を迎え、連休が続く。
インド内で遠い所へ行こうと、南端のケーララ州に旅に出た。
12月まで小雨季のケーララ州だけど、お天気に恵まれた。青々と緑茂る上空をしばし眺めながら、「コーチン空港」に到着。

空港でタクシーを予約し、今回の旅の拠点とする「フォートコーチン」へと向かう。
距離は40kmくらいのはずだけど、ドライバーの一存でカーフェリーに乗って近道することに。
たったの5分くらいの乗車だけど、乗車したまま船に揺られる移動が意外と楽しかった。

今回の宿泊は、フォートコーチンにある「Tower Hotel」という17世紀に建てられた木造のヘリテージホテル。そちらに荷物を下ろし、いざ街歩きへ。

商いはローカルの人のためだからか、北インドの様にやたらに話しかけてくる人が居なくてとても歩きやすい。風が運んでくる花の香り、スパイスの香り、ココナッツオイルの甘い香りに誘われるように歩き進む。
南インド、ケーララ州コーチンの旅 その1_f0227590_15083547.jpg












南インド、ケーララ州コーチンの旅 その1_f0227590_15172967.jpg






















海沿いのスパイスバザーロードには、トラックがずらりと並び、野菜やお茶、スパイスがどこかへと運ばれていく様だ。
南インド、ケーララ州コーチンの旅 その1_f0227590_16062350.jpg

















しばらく歩くと、古めかしくも美しいホテルを発見。
「The Water front granary Since 1877」

では、ここでランチをしよう。
南インド、ケーララ州コーチンの旅 その1_f0227590_15313640.jpg

南インド、ケーララ州コーチンの旅 その1_f0227590_15261678.jpg









































店員さんお勧めのココナッツのカレー「Panjo Kofta」とそのおともに「Phulka」を頂く。
南インドはとてもデリケートな味で、美味しい。ケーララ州は「スパイスの産地」とあって、新鮮なスパイス料理はこの味なんだ!と、初の味覚を体験しました。

さて、お腹も満たされたところで街歩きを再開。
この通りには、インド人画家の紹介をするギャラリー、茶葉を売るお店があったりと思わぬ出会いが魅力的で、思いがけず長居しちゃいました。
南インド、ケーララ州コーチンの旅 その1_f0227590_18142587.jpg
その後、
*シナゴーグ(1568年に建てられたユダヤ教会の会堂。礼拝のみならず、教育、集会の場)
*アンティークショップ巡り
*銅製品の器店
*刺繍(ヨーロッパから伝承され今なおコーチンに受け継がれている)

観光、買いものを楽しみながら、あっという間に日も暮れてきた。
そろそろホテルへ戻ろうと歩いていると最後に素敵なカフェとの出会い。
南インド、ケーララ州コーチンの旅 その1_f0227590_18323173.jpg
残念ながら閉店していて、お茶は飲めなかったけれど「お店の中を覗いてってね」と案内してくれた渋いオーナーさんから美味しいお茶が買えるお店など、ローカルな話を聞け楽しいひと時でした。店内は、インドの宮廷画家「Ravi Varma」の描くうっとりとした南インドの女性の絵が飾られ、様々な国の古物もあって美術館の様な素敵なお店でした。

ディナーは、宿泊しているホテルの隣のホテルレストランで。
バンスリ(インドの竹笛)とムリダンガム(南インドの両面太鼓)のライブを聴きながら、ここでしか味わえない南インド料理に舌鼓。
南インド、ケーララ州コーチンの旅 その1_f0227590_19005836.jpg
南インド、ケーララ州コーチンの旅 その1_f0227590_18514670.jpg
オクラとマンゴーのカレーを注文すると
「ホテルレストランオリジナルの炊き込みごはんと是非一緒にどうぞ」
と、勧められるがままに。。。ウェイターボーイのおっしゃる通り、相性ばっちりな二品でした!

明日は、念願のハウスボートに。どんな一日になるかな。









by ikimono-no-oto | 2017-10-19 15:57 | 旅の途上