インドは新年「Diwali」を迎え、連休が続く。
インド内で遠い所へ行こうと、南端のケーララ州に旅に出た。
12月まで小雨季のケーララ州だけど、お天気に恵まれた。青々と緑茂る上空をしばし眺めながら、「コーチン空港」に到着。

空港でタクシーを予約し、今回の旅の拠点とする「フォートコーチン」へと向かう。
距離は40kmくらいのはずだけど、ドライバーの一存でカーフェリーに乗って近道することに。
たったの5分くらいの乗車だけど、乗車したまま船に揺られる移動が意外と楽しかった。

今回の宿泊は、フォートコーチンにある「Tower Hotel」という17世紀に建てられた木造のヘリテージホテル。そちらに荷物を下ろし、いざ街歩きへ。

商いはローカルの人のためだからか、北インドの様にやたらに話しかけてくる人が居なくてとても歩きやすい。風が運んでくる花の香り、スパイスの香り、ココナッツオイルの甘い香りに誘われるように歩き進む。
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海沿いのスパイスバザーロードには、トラックがずらりと並び、野菜やお茶、スパイスがどこかへと運ばれていく様だ。
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しばらく歩くと、古めかしくも美しいホテルを発見。
「The Water front granary Since 1877」

では、ここでランチをしよう。
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店員さんお勧めのココナッツのカレー「Panjo Kofta」とそのおともに「Phulka」を頂く。
南インドはとてもデリケートな味で、美味しい。ケーララ州は「スパイスの産地」とあって、新鮮なスパイス料理はこの味なんだ!と、初の味覚を体験しました。

さて、お腹も満たされたところで街歩きを再開。
この通りには、インド人画家の紹介をするギャラリー、茶葉を売るお店があったりと思わぬ出会いが魅力的で、思いがけず長居しちゃいました。
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その後、
*シナゴーグ(1568年に建てられたユダヤ教会の会堂。礼拝のみならず、教育、集会の場)
*アンティークショップ巡り
*銅製品の器店
*刺繍(ヨーロッパから伝承され今なおコーチンに受け継がれている)

観光、買いものを楽しみながら、あっという間に日も暮れてきた。
そろそろホテルへ戻ろうと歩いていると最後に素敵なカフェとの出会い。
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残念ながら閉店していて、お茶は飲めなかったけれど「お店の中を覗いてってね」と案内してくれた渋いオーナーさんから美味しいお茶が買えるお店など、ローカルな話を聞け楽しいひと時でした。店内は、インドの宮廷画家「Ravi Varma」の描くうっとりとした南インドの女性の絵が飾られ、様々な国の古物もあって美術館の様な素敵なお店でした。

ディナーは、宿泊しているホテルの隣のホテルレストランで。
バンスリ(インドの竹笛)とムリダンガム(南インドの両面太鼓)のライブを聴きながら、ここでしか味わえない南インド料理に舌鼓。
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オクラとマンゴーのカレーを注文すると
「ホテルレストランオリジナルの炊き込みごはんと是非一緒にどうぞ」
と、勧められるがままに。。。ウェイターボーイのおっしゃる通り、相性ばっちりな二品でした!

明日は、念願のハウスボートに。どんな一日になるかな。









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# by ikimono-no-oto | 2017-10-19 15:57 | 旅の途上

インドのカッチ地方で、布を求めて旅をしていたある日のこと。
ローカルの紐屋さん
に入るとその隅の暗がりに一人のおじさんの姿、何やら探しものをしていた。
しばらくするとそのおじさんの姿がはっきりと見え、その瞬間、私はハッとして彼に近づいた。肩からは、本家本元の「Pakistanアジュラック」を纏っていたからだ。

すぐさま話しかけるも全く英語が通じず、何とかこの布について話を聞きたいと周囲に居た子供たちに通訳をお願いし話ができようになると、おじさんはすんなり携帯番号をくれ、「いつでもうちにおいで」と。

嬉しさあまり地元の友人に連絡し、彼に通訳を務めてもらう約束をし、翌日おじさんの村まで行くことにした。

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道中、これまでにインドで見たこともない美しく立派な牛の大群に出会い、緑と土の香りを吸いながら、この地の風景から豊かな暮らしぶりを感じていた。

そうして、ようやくおじさんの村に到着し、言われた場所で待つも一向におじさんの姿はない。
しばらくすると、ド派手な格好をした人が前方に見えてきた。それは、まさかのおじさんだった。カーキの民族衣装に赤いカラフルなターバンを巻き、レイバン風なサングラス、そして手にはステッキを持ち颯爽とこちらに歩いてくる。友人は、「これは凄い!熱烈歓迎ムードだよ。」とうれし笑いが止まらなかった。


そうして、彼の家へと案内されるとまず、チャイをくださった。

着いたばかりなのに、お昼ご飯はどうする?ここで食べてくか?とか、いくつかの鉄の頑丈な箱をだしてきては、これは要らないか?と言いながらも、あれはだれだれからもらったんだ、っておじさんの思い出話に。
しばらく話を聞いていると、おじさんはやっぱり私たちに何かを買ってほしいのか?と段々と顔がビジネスマンの様に変わっていった。
ここは布の話へと軌道修正せねばと、「Pakistanアジュラック」を持っていたら見せてほしいとお願いした。そうして3枚、ベッドサイズほどの大きなアジュラック布を見せてくれた。その布は使い古され大変美しく、私もとっさに一枚、譲ってほしいと話をすると、おじさんは、これらの布がパキスタンの親戚からギフトとして頂いたものなんだとその布のストーリーを話し始めた。

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それは家宝として大切なものだね。と皆で話をしていたら、この一枚なら譲ってもいいよ。と昨日、出会った時におじさんが纏っていたアジュラック布を持ってきてくれた。

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おじさんも20年近くつかっていたものだけど、これなら譲る。と言ってくれた。私は昨日からの出来事を思い出しながら、これは頂くべきご縁だと感じて、おじさんの布を譲ってもらうことにした。

布を巡り、これまでにどれほどの人たちと出逢ってきたのだろうかと、このブログを書きながらしみじみと振り返る。


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# by ikimono-no-oto | 2017-09-25 15:27 | INDIA

インドでショールといえば「ドゥパタ」。上半身をすっぽり覆う程の大判で民族衣装の「パンジャビスーツ」には欠かせません。

日本ではなじみのない大判サイズかと思いつつも、ある女性への贈り物としてこちらのドゥパタをプレゼント。

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ジャイプール製の木版捺染による更紗。
シックな色合いにシルクコットン生地のしなやかさと透け感もまた魅力的。

インドでは前から後ろに布を纏う風習があり、文様の美しさを上手に魅せてくれます。

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インドサリーよりも少しカジュアルになりますが公的なスタイル「パンジャビスーツ」です。こちらには必ず「ドゥパタ」を纏います。

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布を広げ、1回、もしくは2回ひねります。
布の端を広げながら、左右の肩に掛けます。
イメージは蝶々の羽の様に美しく広げましょう。

布の垂れ感と柄がよく見えて、後ろ姿が美しい纏い方。

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ウダイプルの結婚式で見かけた纏い方。
まだ思案中で正式な纏い方はご提案できないのですがご参考まで。

右に写っている女性の様に、右肩だけに長くショールを掛けるのも公的な纏い方です。


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# by ikimono-no-oto | 2017-09-23 16:06 | INDIA
ここ2週間で朝晩ひんやりし始めるも日中は34度くらいで、カラッとした日が続いていました。
雨季が終わったとおもっていたけれど、久しぶりに強めの雨。
季節の変わり目には体調を崩す人が多く、また蚊から感染するデング熱にも気を付けなければ。

これから冬に向かって観光、ビジネス、そしてYogaの勉強にとインドが世界中の人たちで賑わうシーズンとなる。日本そして海外にいる友人からも続々と連絡をもらい、観光やマーケットにお連れしています。
ハンディグラフトの技法の美しさと繊細さ、そして感性のユニークさに魅了され、時間を忘れ楽しまれてます。

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カンタ刺繍ワーク

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アヒール族の刺繍
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アッサムの薄手タオル
えっ?UFO!

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# by ikimono-no-oto | 2017-09-22 19:08 | INDIA
インドでは、七月から税金が上がった。
贅沢税として、装飾品、衣類、飲食などがその対象となった。
例えば飲食だと、RS7,000(日本円で12,000)の合計額だとしたら
RS1,400(2,400円)位が税金となる。
支払いは、RS8,400となり、約20%が税金となる計算。
毎度支払いにドキドキしながら、あまりうれしいことではない。
この20%の税の一部は、インドの各州によって違うのがなんとも厄介。
でも、裏を返せば、合計額に対して、税が5%で済む所もあり、その州では得した気分になれるのだ。


インドでは、6月に始まった雨季がまだ続いている。
そんな季節に流行るのは「腸チフス」に「デング熱」
「腸チフス」は人から人への感染とされ、コックがその菌を持っていたら食材を通して私達に感染してしまう。

また、朝の湿度ときたら、80%と不快度指数が高く、また食材の痛みが凄く早い。
お金を払っても、品質が見合っていないという悲しいレストラン事情と雨季の食材の痛みを考慮して、この季節は「家庭料理」に専念する事が一番健康的。

そうして、外食ランチを辞めて、友達がカレーを我が家へ持ってきてくれた。
スパイスで煮込んだムングダルに、トマトとココナッツの風味がもうたまらない。そして止まらない。

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食材、鮮度、そして彩り。
いつも食べたいのは、「生きた食事」
心もカラダにも、たっぷりの滋養が与えられてるなーと感じながら
頂ける事にこの上ない幸せ。
そうして、ランチタイムの後には。。。
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チーズケーキ。
こちらも、友人の手作り。
一口ひとくちに意識を向けながら心から感謝。
我が家で最高なランチタイムになりました。

Namaste Dear my friend.
ごちそうさまでした。



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# by ikimono-no-oto | 2017-08-30 19:19 | INDIA
昨年から続けている「ハーブシャンプー」
本日、たくさんつくりました。
4種のインド・ハーブを混ぜ混ぜ。
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*Amla 3
(地肌に栄養を)

*Shikakai 4
(地肌を洗い髪がソフトに)

*Reetha 2
(髪の艶、抜け毛を防ぐために)

*Mehndi(Henna) 1
(体内解毒、髪がまとまり易くなる)
ちなみに、ヘナはヘアカラーとしてではありません。
また、体を冷やすので少なめの配合にしています

比率をまとめると
Amla 3 : Shikakai 4 : Reetha 2 : Mehndi(Henna) 1


使い方
1 ハーブ粉を30g(大さじ2杯)に対し湯(40度くらい)を120~150ml 入れて混ぜます
緩めなマヨネーズくらいに
2 髪を濡らします
3 地肌をもむ様にしながら1をつける。
4 ヘッドマッサージ をしながら5分間、置く
5 お湯で流す

タオルドライした髪に毛先だけ、仕上げのヘアオイル(今は「Vereda」 のローズマリーのヘアオイルを使っています)
を馴染ませます

こんな感じです

香りはちょっと土っぽく癖がありますが、ハーブを取り入れた暮らし、気持ちいいです。









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# by ikimono-no-oto | 2017-07-27 22:21 | 心とからだへ
即興音楽のユニット「生きものの音」のメンバーで、FBをはじめました。
FB名「生きものの音」





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それぞれに活動を続けている3人の音楽家
真砂秀朗、ササマユウコ、等々力政彦

ユニットの結成とCD制作から9年という月日は流れ、来年は「10周年」を迎えます。
それぞれに「音」の探求を続ける3人の音楽家の活動状況をはじめ、日々感じること、そして生きものと私たちの「繋がり」をより深く感じていける様な共有ページにできたらと思い、ここから発信していきます。



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鉄&アリザリン&愛染

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レンガ色に映える幾何学模様が美しい
アリザリン&鉄&愛染

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鉄&愛染

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鉄&茜&藍染 (シルク生地)


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川の流れと共に生きてきた布職人。
水無くしては布が染められないからだ。
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かつて川が流れていたエリアでは乾燥で水が乾いてしまい、水を求めて村の場所を少し移しながら、なお布づくりを続けている。
現段階では井戸を掘り、水を確保できている。
「あと30年以内にはまた水を求めて、もっとインドの南へ向かわなければならないだろう。」
と職人はそんな予測をしながらも、10代続く伝統を絶やさないためにと、今出来る事にベストを尽くす。
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布を染める水は大地へ還し、村の田畑を潤すのだ。
貴重な水はこうして暮らしの中を巡っている。




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アジュラックの工房へ行くと必ず、家庭料理でもてなしてくれます。
食べる事の悦びを共に感じ、食でもてなすことがイスラム教の人々の習慣なんですね。
職人と今年の布の流行について、工房の職人について、家族の話といろんな変化を感じれる時間でもあって布探しの合間にほっとする。
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いつも、アジュラックの布を床にひき、食事を囲む。

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# by ikimono-no-oto | 2017-03-14 19:19 | INDIA